<小太郎入院 4月24日~30日

猫のコタロウが調子が悪くなった経過を、時系列でまとめました。
(現在は2018年11月なので、もう1年半ほどの時間が経ちました)

最近は、完全室内飼いの猫も多くなりました。
(コタロウ コタジも完全室内飼いです)
そして、今は猫も家族の時代です。
でも、まだ猫の病気や健康については、情報が少ないかなと感じでいます。

コタロウの病気のことを紹介することで、何かお役に立てればと思います。

 

=======

「2017年3月28日」
猫の3種類ワクチン接種
7月の12歳の誕生日をむかえる前に、歯石除去をしようと思っていて、実際この頃は元気でした
子猫の時に去勢手術をした以外は、年に1度動物病院に行くだけで、病気らしい病気はしたことがありません

 

「4月21日」
ワクチン接種後、1カ月ほどが経ちました
*吐き気の症状がでる(1日に5回ほど吐くが内容物はなし)
*食欲が無く、食事は食べない
以前にも、換毛期には毛玉を吐き出せないことがあり様子見

 

「4月22日」
吐き気は止まっているが、食欲が無く元気がないので、朝に「動物病院」へ連れていく
*血液検査の結果は異状なし
*水分と栄養不足を補うために、皮下点滴をしてもらい、様子を見ることに

 

「4月23日」
*吐き気は止まっているが、元気なく食欲もない
「4月24日 昼間」
*吐き気は止まっているが、元気なく食欲もない

 

今までも、1日ぐらいなら何も食べないことはありましたが、丸2日以上何も食べずに食欲がなくなることはありませんでした
猫の場合は絶食が続くことで「肝リピドーシス(脂肪肝)」を起こしてしまう可能性があります

ちなみに猫の絶食可能時間の目安としては
生後3ヶ月~4ヵ月齢が絶食できる限界:約16時間
成猫(1歳以上)が絶食できる限界:約24時間 となるようです

もし、猫の食欲がなくなり何も食べない状態が続いたら、早めの受診が必要です

「4月24日 夜」
夜になっても食欲も元気もないので、病院へ連れて行く
念のためにレントゲンを撮ったところ、胸水が溜まっている
*胸水が250cc溜まっていたので抜水する
*そのまま入院

 

レントゲンとエコーで、担当の先生より症状の説明を受ける
・レントゲンでは、右側の肺が白っぽく写っている
・また腸付近と肺の下側に気になる影があるが、腸付近は便または毛玉、肺付近は一部が石灰化したものの可能性があるとのこと
・レントゲンからは、「悪性リンパ腫」か「心疾患」の可能性があるとのこと


 


【入院中の様子】
*入院中は毎日、酸素室・静脈点滴を行う

~~~
胸水抜去
4月25日 30cc
4月27日 50cc
4月30日 30cc(この時は実際に抜去に立ち会う)

~~~
入院中の呼吸数は48回 → 38回前後で推移(入院中はずっと酸素室)
(入院初日は78回~60回 2日以降最高48回 3日目より36~32回前後で推移)

*健康な猫の場合は、1分間に20~30回が正常な呼吸数です
~~~

*当初は、食事を食べられるようになったら退院ということで、入院
(ただし、呼吸数が安定しないことから呼吸数が安定してからに変更となる )
*胸水の結果が出る前でも、食事が取れる様になったら退院可との説明で入院

 

入院中のコタロウはパニック状態で、威嚇を繰り返す
コタロウは、自分を含めて家族以外との人間と接する機会がなく、環境の変化・人にひどく怯えている様子
毎日お見舞いに行くが、2日間はパニック状態で、自分にも威嚇する
怯えて、気が立っている様子

3日目になり、自分(私)に気が付いてくれて、少し穏やかになる
その後は、自分がお見舞いに行っている間は、穏やかになり甘えるようになる

*入院中は翌日より食欲は戻り、吐き気もなくなる
*3日目に退院希望を伝えるが、呼吸数が安定しないとのことで却下

 

「4月29日」
29日の時点で酸素室にいたが、胸水確認後、呼吸数も安定しているので退院も可能と伝えられる
ただ、出来れば、この後酸素室を出てからの呼吸数を確認したいとのことで、30日の退院のほうが良いと伝えられる

 

「4月30日」
呼吸数は1分間に32前後で、通常に比べるとまだ呼吸数が早いが、退院許可がでて退院

 

退院後の薬を処方してもらう
*バイトリル錠(犬・猫用の抗菌剤 抗生物質)
*プレドニン錠(猫の悪性リンパ腫などのような腫瘍性疾患で、抗がん剤として使用)
*フロセミド錠(利尿剤 胸水が溜まらないようにする目的)

*胸水の検査結果、変性性漏出液でした

続きはまた書きます。